★☆生存のためのコミュニケーション☆★
動物はその生存のために、情報交換――即ちコミュニケーションの手段を持っています。例えば、科学的な物質(色々な動物にみられる体臭の変化、特に発情期など)、体動とか運動(蜜蜂・魚・鳥のダンス)そして音声(鳥獣のなき声)などです。
こういった情報交換の手段に用いられるシンボルを、言語科学・行動科学では、言語と定義しています。人間が最もよく使用する言語であり、人間にとって最もよく発達している言語は、いわゆる「ことば」であり、それに対応する文字です。
「ことば」、「はなしことば」を利用している点が、ある意味で人類の特徴といえます。広く自然をみると、人間の使用する言葉は、その数が莫大で、これほど沢山の情報をやりとりをできる動物はありません。それは、人類の進化と共に始まり、文化の発展と共に数を増やして現在に至っています。
重要なことは、常に新しい「ことば」をつくっていることです。
人間は、この天文学的な数に近い言語を駆使して、頭脳の中に形付けられる世界を、具体化させたり、客観化させたり、さらに抽象化させたりして、言葉に対応させ、文章として外に表現しているのです。
言葉を組み合わせて一つの文章にまとめる構文のシステムは極めて複雑ですが、しかしながら我々は母国語として自然に学び取るものなのです。話し始める前に文法を学ぶ子どもはいません。
言葉を学んでいく過程は当然のことながら出生後に始まり、母親と赤ちゃんとの会話で始まるのです。その場合、母親の繰り返す言葉が重要であることはいうまでもありません。
しかし、自然を広く見渡すと、コミュニケーションの手段は先に述べたように音声だけでは無いのです。母親の体動、即ち身振りも重要です。もちろん、そんなことは教わらなくても自然にやっていることですが。人間は会話をしている時に、大小の体動も加えてコミュニケーションの目的を果たしていることを忘れてはならないのです。
<出典元URL>
http://www.crn.or.jp/LIBRARY/KOBY/MIRAI/cbs0119.html
*「コミュニケーションは、こうして-1」(『新・こどもは未来である』・小林登)
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